美本コレクターを止めるまで (2)なった経緯と止めた理由
こんにちは。
前回(美本コレクターを止めるまで (1)美本コレクターとは - おたかずけ帳)は
美本コレクターがどういうものか説明しました。
今回はどうしてそうなったのかとなぜ止めたのか、経緯と理由を書いていきます。
美本コレクターになった経緯
前回に潔癖症・几帳面・行動が計画的・諦めが悪いが当てはまると危険と書いたのですが、私は全部当てはまっています。
最初の頃は買う時に「平積みの一番上は色んな人に読まれてるし下から取ろう」ぐらいでした。
しばらくすると「同じ金額出すならなるべく綺麗なのがいい」となり
それを繰り返した結果「一番綺麗じゃないと納得出来ない」となりました。
妥協できない性格がエスカレートしていった原因です。
美本コレクター歴
実に20年以上続けてました。筋金入りです。
一時期は月に100冊以上買っていたでしょうか。
その時は1冊にかかる時間はさすがに短かったのですが、買う数が減ってもその分1冊にかかる時間が増えただけになっていました。
酷い時は1週間でお店にいる時間が毎日2~3時間という時もあったぐらいです。
自覚はある、悩みもある、だが止められない
同じ本を複数冊買うので無駄にお金がかかります。
お店に行き、本を選ぶ時間を費やし、さらに他のお店もまわってまた時間を費やし、重い荷物を持って帰る・・・なんでこんな事やってるんだろうと思う事はしょっちゅうでした。
誰が褒めてくれる訳でも自慢出来る訳でもないのに。
ですが長い間染みついた習慣は止められません。なし崩しで続いていました。
終わりはある日唐突に訪れる
GWを間近に控えたその日、いつものように美本を選んで買って帰宅しました。
部屋の押し入れを開けると高く積み上がった平積みの本。
本というのは厚さが均一ではない(背表紙の方がわずかに細い)ので、工夫していても傾きます。
傾いていた本を直して、買った本を積み上げようと思ったその時・・・本が雪崩を起こしました。
まずフリーズ、しばらくして大量に吹き出る冷汗、恐る恐る落ちた本を手に取って見ると・・・めっちゃ傷入ってるじゃん!しかも折れてるし!これお気に入りの作品なのに!
もう取り返しがつかないと半泣きでしばらく茫然としていました。
そして吹っ切れる
本の平積みは毎月新刊が入ると入れ替わるので、数か月前の本はもう棚行き(並んでも2~3冊)です。
もう美本揃えるの無理じゃん・・・と茫然自失すること数時間
夜も開けて朝チュンする頃にようやく復活(起きたのが金曜夜で良かった)して思ったのは
「もうこの機会に美本コレクションするの止めよう」
でした。
こうして長年続いた悪癖を止める事にしました。
ですがオタク趣味そのものは止める気はありません。その後どういう切り替え方をしたかを次回に書いていきます。