オタク向け電子書籍調査 (3)PCアプリ編
こんにちは。
前回(オタク向け電子書籍調査 (2)Webブラウザ編 - おたかずけ帳)はWebブラウザでの電子書籍について書きました。
今回はPCアプリ編です。
前回同様8ストアで比較します。
(今回も画像が多いのでご注意ください)
PCアプリ対応表
PCアプリはCOCORO BOOKS以外対応しています。
アプリで試し読みが出来るのはWebブラウザよりは多いですがそれでも半数ちょっとです。
制限なく試し読み出来たのはKindleです。
BookLiveとkinoppyもかなり読めたので〇にしています。
koboやhontoはある程度は読めますが数はそれなりです。
比較画像 PCアプリ編
コミックスは大抵のアプリで拡大が出来ます。また目次や付箋でのジャンプ機能もあります。
ラノベ等の小説はフォントサイズや行間や余白、背景色やフォント設定などが大抵のアプリで選べます。
また、アプリ自体にフルスクリーン機能もあります。
この辺は紙の本にはない便利さですね。
Kindle
コミックス
至ってシンプルな表示です。100~400%の拡大が出来ます。
Kindleは検索機能が優秀で、検索した単語が前後の文と合わせて一覧で出てきます。クリックでそのページにも飛べます。
また好きな箇所にマーカーを引けてその箇所を一覧で見れます。
さらに単語や文章等を本文検索・Web検索・Wikipedia検索まで出来て便利です。
BOOK☆WALKER
※PCアプリでの試し読みは出来ませんのでご注意ください
コミックス
Webブラウザ同様に100~300%の拡大が出来ます。
単ページ・見開き表示の切り替えと、見開き時に中央に線を表示する機能がありますが、この辺は他のアプリにもそれなりにあったりします。
基本機能は普通ですが、面白いのはラノベも100~300%の拡大が出来るところです。
この辺はWebブラウザと同様の事が出来る感じです。
BookLive!
コミックス
Webブラウザ同様に100~200%の拡大が出来ます。
キャプチャにないですがサブウィンドウで読んでいる本の詳細が出ます。
基本機能以外にとしてルビのありなしが選べます。
ラノベは造語がよくあるので、ルビがないと読みにくい本があるかもしれません。
Kobo
※キャプチャ禁止!でした
さすがにセキュリティはしっかりしているようです。
キャプチャしている身で言うのもなんですが、買った書籍を1ページずつキャプチャするツールでもあるんでしょうか。
正直買った方が便利だし早いと思いますが・・・。
とりあえず機能だけ文面で紹介します。
コミックスはだいたいですが400%程度までの拡大が出来るようです。
ラノベはKindle同様に検索した単語が一覧で出てきてそのページへ飛べます。
どちらもそれ以外は普通です。
honto
コミックス
こちらもだいたいですが400%程度までの拡大が出来るようです。
各ページに対してコメントが書けるという珍しいものと、ページ一覧のサムネイルが見れる機能が便利です。
BookLive!同様にルビのありなしが選べます。
面白いのが文字組・段組み機能です。
横組みは文字を横表示に出来ます。
段組みは上記画像のように、3段・2ページにわたって表示されます。
イラストも見れるのでさっと読むには良い機能です。
(横組み・段組みの同時表示は正直読みづらい・・・)
ebookjapan
試し読みが出来ない・・・あとキャプチャも出来ない・・・
文面で紹介すると
コミックスは25~200%までの拡大縮小が出来ます。縮小は珍しいです。
また見開き・単ページ・2ステップ・3ステップ表示が切り替えられます。ステップ表示は1ページをクリック等で進むのにかかる速度です。合わせて拡大表示されるのでコマ単位で読むような感じです。
ラノベはKindle同様に検索した単語が一覧で出てきてそのページへ飛べます。小さく表示がまとまって出て来るので使い勝手は一番良さそうです。
kinoppy
コミックス
100~200%の拡大と、ページ送りのアニメーションを選べます。
ですが、個人的に電子書籍のページ送りアニメーションって微妙にイラッとするのでいらないんですよね・・・。
こちらもコミックス同様の機能に検索が付いたものです。
面白いのは横開き設定が出来るという事です。
hontoに近いですが、2ページの大きさで読めるので面白いです。
(ただし出版社の意図した正しい表示にならないという警告が出ます)
また、BOOK☆WALKER同様に拡大も出来ます。
拡大率は100~200%です。
kinoppyはそれなりに試し読みが出来て、読み方も面白い形が選べるので流石書店のアプリだなと思います。
おまけ 雑誌表示
雑誌は電子書籍で読むと便利でした。
ページ数が多いので紙の雑誌だと読みたい作品を探すのが面倒でしたが、電子書籍だと目次で一発です。栞や付箋も使えます。
また、見開きページも繋がって見れるので満足です。
難点は付録がないところでしょうか。
まあ、美本コレクターを止める時に思ったのですが、ぶっちゃけ雑誌や書籍の付録や特典なんて押し入れの奥底に埋もれて存在すら忘れるんですけどね・・・。
読書スタイルで読めるスマホやタブレットと違い、PCで電子書籍を読む機会はあまりないかもしれません。
ですが各社とも色々と特色を出していて面白いです。
広い画面で見たい時には使えると思います。