美本コレクターを止めるまで (1)美本コレクターとは

こんにちは。

このブログを始めるきっかけになった美本コレクターという悪癖について晒していこうと思います。

自分への戒めと、ご同類の方がいて止めたいと思っていたらその一助になれば幸いです。

 

 

美本コレクターとは

美本コレクターとは綺麗な本を収集する人の事です。

Googleに聞いてもそれっぽい単語がないのでそう名付けます)

それだけだと大した事なくね?と思われるでしょうがこだわり方が違います。

主に新刊が対象ですが、本の表紙・裏表紙の傷、折れ・曲がり・凹みがないものを徹底的に選びます。

 

行動

1.調べる

新刊の発売日を調べます。

基本発売日にお店に並びますが、発売日厳守でない本は大抵入荷した日(発売日の数日前)に店頭に並びます。

これがいつ入荷するかをネットで当たりを付けて入荷当日にお店に買いに行きます。

売れて数が少なくなると選択肢が減ってしまうからです。

 

2.店に行く

お店に買いに行きます。

これ自体は普通ですが、違うのは入荷数の多いお店に行くところです。ラノベや漫画は秋葉原がお店も入荷数も多いのでそこまで出向きます。主に書〇・と〇の〇な・ゲーマー〇・〇ニメイトなどです。

東京都民なのでそこまで遠くはないのですが、少なくとも近所ではないです。

 

3.手に取る

新刊やアニメ化作品などは平積みされてますよね?

大抵は一番上、次に上から2~3冊下を引き抜いてく人をよく見かけます。

重度の美本コレクターが違うところは平積み全部を調べるところです。

普通の人は(4)には行きません。

 

4.調べて選別する

お店によりますが大抵は本にシュリンク(透明なビニール)がかかっています。

シュリンクがかかっていると本の傷が見づらいので、照明の下で透かして徹底的に傷や凹みがないかを調べます。

秋葉原では売れている新刊だと数列平積み(全部で数十~百冊以上)されていますがそれを全部調べて選別します。

 

5.買う

選んだ本を買います。

店員によっては本の扱いが悪く、ハズレを引くと凹みや傷モノにされ努力が無駄になります。

 

6.次の書店へ行く 

次の書店に行きます。買う本は同じです。

傷の傾向や度合いが違うので同一店舗で2冊買う事はあまりしません。

(3)から繰り返します。

経験から行くお店はほぼ決まっていて2~3店舗回ります。

 

7.帰宅

買った本の傷を調べて綺麗な方を保存用にします。カバーと中身を入れ替えたりもします。

駄目な方は読書用で棚に置き、保存用は(部屋のスペースがないので)押し入れに封印します。

ちなみに納得出来ない場合は後日買い直します。同じ本を3冊以上とかたまによくあります。 

 

レベル

素質

美本コレクターの素質は潔癖症・几帳面・行動が計画的・諦めが悪いうちの2つ以上が当てはまっていると危険度が高いと思っています。

 

度合い

軽度:平積みの数冊から綺麗な本を選ぶ

中度:平積みの大半から良さげなのを選ぶ

重度:平積みの本全てを厳選する

です。

私は重度を2店舗以上にかけてやっていた・さらに買い直しもしていたので超重度だと自覚しています。

ちなみに重度の人は数人見かけた事があります。

 

所要時間

当然ですが症状が酷くなればなるほど時間がかかります。

大抵は1冊に対して十数分程度(それでも長い)ですが、モノによっては1時間ぐらい選んでいた事もあります。

時間の無駄なことこの上ないです。

 

費用

大抵同じ本を2冊買います。納得いかずに買い直しすると3冊以上になり、同じ本を5~6冊買った事すらあります。

月に買う本の種類はそこまで多くない(2~30程度)ですが全体の購入費用は馬鹿になりません。

ちなみに保存用と観賞用以外はゴミ箱行きです。

お金の無駄なことこの上ないです。

 

迷惑さ

個人の悪癖にとどまっていれば問題はないのですが、はっきり言って周囲には非常に迷惑な存在です。

 

vs店員

なんでvsが付いてるの?と思うでしょうが店員さんにとってはたぶん2番目に嫌な客です。

1番目は万引き、2番目が美本コレクター、3番目が立ち読みだと思います。

平積みを全て掘り返す、長時間動かず品出しや整理の邪魔になるなど買う以外の全てがウザい存在です。

何度も注意されましたが悪癖なので止める事はなかったです。

お店に行くと高頻度で見回りされるので恐らく要注意マークされていたのでしょう。

本自体は買うだけに性質が悪い存在です。

 

vs他のお客

新刊の前から動かないので、他のお客さんにとって本が取りづらくなります。

特にオタショップ系は店が狭いので邪魔な事この上ないです。

邪魔オーラを感じて横にズレる事はあってもいなくなる訳ではないので、実にウザい存在です。

 

 

 

美本コレクターというものがどういう存在でいかに悪癖かはお分かりいただけたでしょうか?

次回はそうなってしまった経緯となぜ止めたのかを書いていきます。