(ギリ)アラフォーの合宿免許記 (4)第二段階編。路上に放り出されて過密スケジュールで辛い
こんにちは。
今回は第二段階の話です。
ちなみに第一段階の修了検定(修検)は特に書く事はないです。
学科は勉強していれば、技能は落ち着いてやれば大丈夫かと思います。
朝が早いのと、人数が多い時(合宿組以外も一緒なので)に合否発表まで時間がかかるぐらいでしょうか。
修了検定に合格したら
修了検定に無事合格すると仮免許が発行されます。(実際貰うのは翌日以降)
行っていた教習所では当日午後に路上解説という学科が組まれました。主に第二段階の説明です。
この日は基本これで終わりなので、緊張疲れを取る為にもゆっくりしましょう。
第二段階のスケジュール表
な、なんじゃこりゃ~!
という感じでがっちりみっちりスケジュールを組まれます。第二段階から乗車が1日MAX3時間になります。
1~2日目は学科と乗車で7~8時間ぐらい・・・休む暇もありません。
初日から3時間路上へ
第二段階最初の乗車は点検の話と聞いてたのでそれを1時間かな?と思ってたら甘かったです。
エンジン点検をさらっと終えたら「はい路上行きましょー」と車がバンバン走ってる路上へ放り出されます。
えっ?事前になんか説明とか注意事項とかないの?
ただ流石に時間帯とコースを考えているのか交通量は少なめです。後ろの車も比較的遠くに見えます。
まあ前にこんな仮免許プレート付けた車がいたら車間空けますよね・・・。
教官も「ここは40km」「ここは50km」「ここは速度落として左右確認して」とか色々とオーダーしてきます。
(40kmとか教習所で出した事がないのでかなりビビる)
1時間目はもう訳分からず、2時間目は少しだけ余裕が出来、3時間目(夕方)は流石に交通量も増えましたがなんとか路上の雰囲気を掴みました。でもミラー見たり周囲の状況見たりという余裕は全くなかったですね。
学科5時間と合わせてとにかく疲れました。
2日目以降
1日ごとにコースの難易度が上がるんですが、この辺は毎日乗ってるせいか慣れてきます。でも2日目までは学科が多くてキツいです。
国道でいきなり60km出せ言われた時はさすがに怖かったですがそれも慣れます。
ただし一般道なので速度とか車線変更とか(割り込みとか)教習所とは周囲の状況が比較になりません。
ミラーをちょこちょこ確認したり交差点で左右を見たりする癖をつけるとか、減速や右左折の合図のタイミングとか、周囲に合わせる方法と状況判断をいかに身に付けるかが主体です。
あと時間で難易度が変わります。夕方~夜だと何も見えなくてつらいです。
路上で一番苦戦した事
自分の場合は「黄色信号」です。
黄色は基本止まれです。やむを得ない(安全に止まれない)時以外は進んではいけません。
これで何回か教官にブレーキ踏まれました。卒業検定(卒検)でやられると信号無視で一発で失格です。
教習中に信号無視にならない為には
1. 青の場合はいつでも黄色になるものだと思っておく
2. 横断歩道の信号を見る(青点滅してたら減速とブレーキ用意)※かなり重要
3. 黄色で後ろの車がいないか車間が空いてたらブレーキを踏んで止まる
4. (3)が駄目そうならそのまま行く
という感じです。
実際の路上ではここまで止まる前提での走行は難しいですが、教習中はこのぐらい慎重で良いです。
(その為の仮免許プレートですし)
高速教習
第二段階の路上には高速教習があります。その名の通り高速道路を走ります。
教習所の近くに高速道路がない場合はシミュレーターですが、自分が行った所は当然のように実車でした。
教習所からそれなり(30分~)に遠かったので、一般道や国道を通って高速と今までの集大成みたいな感じです。
100km出せるんだろうかとか、合流出来るのかとか不安になりつつ、さらに当日は強雨という悪コンディション・・・。
走れない程ではないですが、窓ガラスに水滴で後方は見づらいし水しぶきは多いしと難易度高め。
一番難しい合流は教官の言うままでした。自分で合流した感はほとんどなかったです。
一度本線に入ってしまえば後ば楽チンです。
でもこの教習だけでは色々経験が足りず、今後1人で高速に乗るのはハードル高いなぁと実感しました。
もし卒業後に高速に乗る場合は運転歴のある人に同乗してもらうのがおススメです。
自分は結局1人で行きましたが・・・。
山間教習
スケジュール表貰ってから(なんだこれ?と)気になってた項目です。
この辺は教習所によって変わってくるかと思います。地元スペシャルですね。
自分の場合は行った教習所が山の方なのでこれでした。
やる事自体は大した事なくて、山にある住宅街(道広め勾配キツめ)を1周(数分)して終わりでした。
むしろ行き帰りに時間かかって面倒だったぐらいです。半分以上ドライブ気分でした。
停車と発進
地味に面倒だったのが停車と発進。特に発進手順は教官がうるさいし減点項目だし人によって言ってる事違うしと混乱します。この辺はネットも同様で調べても色々な意見があり答えが見つかりません。
何人かに聞いて一番確実だと思った手順は
1. 右ウインカーの合図を出す(ハザードが付いてるのでウインカーは両方点滅したまま)
2. バックミラーで後方確認し行けそうなら(3)へ、無理そうならしばらく待つ
3. 左後方をサイドミラーと目視で確認
4. 右後方をサイドミラーと目視で確認
5. シフトレバーを入れてサイドブレーキを戻す
6. もう一回バックミラーを見てハザードを消してタイミング見て発進
という感じでした。
ちょっと長く見えますが、要は確認して行けそうなら発進準備して最後にハザード消すだけです。
実際は状況によって変わりますが、教習中の手順ならおおよそこんな感じでしょうか。
前述通り人によって違うので、その都度教官に聞いた方が良いです。
自主コース走行
路上解説の時に地図をもらい、学科でルートを決めて走る項目です。自分の場合は自主コース2通り、高速教習、山間教習で使いました。
ただしこの↑地図の乗車時の持ち込みは禁止です。暗記しろです。いや地元じゃないから地図見たってイメージ全く掴めないんですが・・・。この辺が合宿の辛いところ。
コースを覚えるコツとしては「曲がる場所の建物を覚える」というのが一番でした。
セブンイレブンが見えたら左折、ローソンが見えたら右折、ラーメン屋が見えたら左折、鉄塔群が見えたら右折・・・という感じです。
ある程度は今までの走ったコースと被っているので、行ってない所を覚えるだけです。
ちなみに教官は基本教えてくれない体でしたが、当日は教えてくれたりこの辺で~みたいに言ってくれるので割と緩かったです。
みきわめ
第一段階同様に教官を乗せてみきわめです。
一般道を走ったり停車したりで高速や山間はありません。コースも教官に指示された通り走ります。十数分~といったところでしょうか。
指示通りにしつつ緊張しなければ大丈夫です。
卒業検定(卒検)
第一段階同様、朝から説明を受けた後にみきわめと同じ感じで走るだけです。
学科試験はなく、そちらは卒業後に地元の免許センターで本試験を受けます。
緊張はすれども今までの復習なので落ち着いてやれば大丈夫です。こればっかりですが本当に落ち着くのが大切です。
ちなみに自分は本番でやらかしました・・・。
黄色信号で迷ってしまい進みも出来ず中途半端な位置(横断歩道に乗ったぐらい)で止まってしまい
「え、この状況一度もやってない。どうすればいいの・・・」と頭真っ白に。
正解は後ろを見て状況見つつバックで戻るです。これなら減点になりません。
自分の場合は教官に言われてバックして停止線まで戻りました。これ実は-20点なんです。(一発アウトではない)
100点スタートの70点以上合格なのでかなりのダメージに。
幸い他にミスはなく無事合格しました。
こういった失敗時にどうやってリカバーするか。第一段階では教習所内なのでミスも出来ますが、第二段階ではおいそれとミスも出来ず難しい所です。
上にも言った通り黄色信号が苦手だったので、路上で苦手な部分があれば駄目だった時の対処法を教官に聞くなり調べるなりした方がよいです。本番で起きると精神的に死ねます。
無事卒業する
卒業式自体は特に書く事もないです。事務手続きして校長の話聞いて終わりです。
長かった教習所生活も終わりです。
同期と昼食を取って他愛無い雑談してお別れとなります。ちょっと寂しくなりますね・・・。
残すは免許センターの本試験のみですが、早めに行って終わらせてしまいましょう。
自分は早く解放されたくて帰宅翌日に即行きました。学科や試験内容なんかもしっかり覚えてますしとにかく早めがおススメです。
合宿免許はどんな感じで教習所はどんな感じだったかを書いていきました。
これから免許シーズン?で実際入校すると不安になる事も多いですが、少しでもその助けになれば幸いです
教習生の方々の合格をお祈りしています。
次回は本試験から免許を受け取る流れを書こうと思います。