オタクの引っ越し記 (2)部屋探しと不動産屋
こんにちは。
引き続き引っ越しについてです。
前回(オタクの引っ越し記 (1)引っ越しを決意する - おたかずけ帳)は今の6畳1Kの部屋に20年ほど住んでいるという話をしました。
当時は未成年だったので親についていくだけで部屋決めは一切関与していません。
なので部屋探し・引っ越しについてはど素人です。
今回は色々間違いや後悔をしたので「今ならこうしたのにな~」というのを注釈付きで書いていきます。
引っ越しをお考えの方は参考にどうぞ。
まずは条件出し
部屋を探す前に条件をリストアップして優先順位を付けました。
優先度順に上から
・リビングか2部屋どちらか必須!(最低でも1LDK)
・なるべく築浅物件(次も長く住む予定なので築10年以内を目指す)
・会社から〇〇分以内(遠くても今の通勤時間+αぐらい)
・家賃は管理費込みで〇〇万円以内(今の家賃(安い)の倍ぐらいまで)
・駅から徒歩〇〇分内(バス使用物件は除外)
・収納スペースが多いといいな...
・オートロックとか宅配BOXとかBSもあるといいな…
で探します。
全て叶えるのは無理なので譲れない点と妥協できる点を決めておくと悩みが減ります。
部屋を探す
不動産・住宅情報サイトで当たりを付けます。
どこも条件を細かく指定できるので絞りやすいです。ただサイトによっては検索結果がいまいちなのもあります。
(徒歩〇分だけど倍ぐらい超えて結果に入ってるとか)
私の場合は家賃を上限に譲れない項目にチェックを入れ、広さ順にソートして探しました。
一番の目標である とにかく今より広い部屋に住みたい のは譲れません。
次に、気に入った物件を見つけたら複数のサイトで同じ物件を調べておくのが良いです。
同じ物件でも不動産屋によって敷金や礼金の額が違ったり、手数料や契約条件に記述の違いがあります。
照らし合わせると「この条件必須じゃないんだな」「礼金違うけど下げられるのかな」「設備の記述が違うから実際に見て・聞いてみよう」などが分かってきます。
条件がどこも同じものは恐らく必須で、どの不動産屋でも変えられないと思います。
問い合わせる
私の場合は入居お祝いキャンペーン(入居するとキャッシュバック)をやっているところから、物件に近い不動産屋へ2件問い合わせメールしました。
返信メールはどちらも1時間程度でした。
問い合わせ物件の詳細(サイトよりも少し詳しい)と、別メールで他の物件の案内も来ます。
今回は気に入った物件が第一候補だったのでその辺は軽く見るだけでした。
不動産屋を決める
今回一番軽く見ていて一番気をつける必要があったと反省している部分です。
とりあえず物件に近いからここでいいか、ぐらいの気持ちで内見(物件の見学)を決めました。
私の場合は幸いにもまだ良い方だったと思いますが、不動産屋にも良し悪しがありさらに同じ不動産屋でも支店によって違いがあります。
当たりか外れかは実際行ってみないと分かりません。
不動産屋の評判は地元でもない限りネットの口コミで調べるぐらいしか方法はないですが、大抵悪口の方が目立つので参考程度に考えた方が良いです。
よほど悪評でもない限りあとは当たって砕けろですね。
お薦めなのは同じ物件を別々の不動産屋に内見予約して、それぞれ見積もりを貰うのが比較も交渉も出来て良いです。
内見予約する
内見を予約します。メールでも電話でもいいです。私は電話で営業担当の人とその物件について色々聞いてから予約しました。
さらに細かい話が聞けるので、当日の段取りまで出来ます。
内見予約した物件は退去当日だったので部屋が汚れてるかも~とか、同じ建物で近い間取りのクリーニング済み物件も見れます、みたいな感じでした。
内見に行く
持っていくものとして身分証明書(免許証や保険証)は必要です。
出来れば収入証明になるものと印鑑もあると良いです。
その日に契約する訳ではないですが、見積もりに最低でも身分証明は必要になります。
あとはメモ帳とペン、メジャーなんかあると便利です。
見積もりを貰う
内見後に見積もりを貰うのですが、ここで固まりました。
不動産屋「こちらが見積もりとなります」
私「なるほど」(え、なにこの金額・・・めっちゃ高くね?・・・こんなもんなの・・・?)
とりあえず真っ白な頭のまま契約する前提で話を進める形で帰りました。
契約書を見て疑問に思う
しばらく後に契約書が来ました。
敷金・礼金・家賃・管理費ぐらいは知っていますし、他にかかる費用も大抵はサイトに記載されています。
仲介手数料は書いてない事が多いです。法律上1ヶ月が上限(普通は0.5ヶ月らしい)なので想定内です。
そして見慣れない項目が幾つか・・・なんだこのオプション項目?
サニタリーパック?入居応援サポート?火消し119?
オプションで7万円以上とかおかしくね・・・?
ネットでオプションを調べる
ここでようやくネットで不動産屋評を調べます。
↑のオプション項目をググれば分かりますが、ここのオプション項目は任意契約です。
(しかも応援サポートは2年毎に自動契約更新なのでずっと取られ続ける)
この物件は不動産屋が仲介(借主に物件を紹介して契約するまでの仕事で扱う物件の大抵はこれ)のみで、管理する会社は別にあります。
管理会社に払う費用は家賃・管理費・敷金・礼金・保証料など記載分のみだったので分かるのですが
不動産屋に払う費用はどこも仲介手数料だけだと思っていました。
しかし当然のようにオプション上乗せだったので疑問に思いネットで調べます。
同じような質問をした人が「あれって必須じゃないんだ・・・」と嘆いている人も結構いました。
そして「必須ではないので突っぱねろ」「私は全て外せた」と回答の幾つかにあったので、慌ててメールで「このオプションはそちらの本社サイトでは任意とありますが必須ですか?」と問い合わせました。
返信は「当日ご説明いたします」との事。
「うぬぬ、とにかくこれは外さないと!」と思い、調べる限りの事を調べて不動産屋に殴り込み(?)をかけます。
契約する
当日意気込んで不動産屋に行き、契約書を見ます。んんん?
不動産屋「この項目はオプションなので全て外して見積もりし直しました」
ええ??この無駄に入った気合いはどうすれば・・・。
まあ、無駄に交渉する労力がかからず済んでよかったかな・・・。
強者は礼金交渉やら仲介手数料交渉やらするみたいですが、そこまでする気力も経験もないので契約書にサインしました。
ちなみに、その不動産屋はネットで割と悪評が目立っていた(勝手にオプションを付ける)ので心配でしたが、営業の人や店長さんはこの件以外では感じのいい人でした。
多分本社マニュアルで付けるの前提なのかなぁ・・・。
まあ敷居を上げてから下げられた感はありますが、その事について後悔はないです。
契約を終えて
実際払う金額ですが、見積もりを複数の不動産屋で取っていれば交渉の余地もあったでしょう。
私の場合は物件が人気だった事(空きはその1部屋だけで入居日指定も近かった)と、間取りが他にはない形で気に入っていたので早く契約する為に妥協しました。
何回も出向いて見に行くのが面倒くさかったのもありますが。
皆さんがもし気に入った物件があった場合
・早めに内見予約する(大抵先着順)
・複数の不動産屋に見積もりを貰う
・見積りに不明や不要な項目があれば聞く
・交渉は無料なので比較した後に値下げ出来るか聞くだけ聞いてみる
のをお勧めします。
複数に見積りを貰うと営業がその分増えそうですが・・・。
気に入った物件を1日かけて不動産屋をハシゴするとか、行ってみて勧められた物件を1日かけて回るなどすれば幅も広がると思います。
(勧められた物件は何かと注意が必要な場合もあるようですから、気になったら必ず内見した方がよいです)
部屋や建物の感じは写真とは違うので実際見てみないと分かりません。
実際に物件を見ないで契約するのだけは絶対に止めた方がよいですね。
あと、内見に行く時の雑談で「駅前のマンションは売れ残ってるので今なら安く買えますよ」みたいな話も聞けました。
私は購入する気は無いので話のネタ程度でしたが、もし買う場合は地元不動産屋で物件の裏事情を聞けると発見があるかもしれませんね。
とにかく探すだけでもパワーを使いました。
出来れば次の部屋も長く住みたいところです。